この現代病ともいえる病気に関係する、ちょっと異色の邦画があります。
内田有紀主演の
「クワイエットルームへようこそ」
「クワイエットルーム」とは、精神病院の閉鎖病棟――
28歳のフリーライター、佐倉明日香は、ある朝目覚めると見知らぬ白い部屋にいた。そこは「クワイエットルーム」と呼ばれる、女子専用の精神病院の閉鎖病棟。明日香はそこに来た理由を思い出せずにいたが、個性的な患者達と接し、次第に馴染み始める。
観終わった後、正直いって、恐ろしいと思った。完全に外界と遮断された様は、まるで監獄だ…
主人公はお酒と一緒に、大量の睡眠薬を飲んでしまった。
いわゆるODだ。
胃洗浄の壮絶なシーンもあった。
過食症、拒食症、節食障害、躁鬱病、多重人格障害‥‥人間はなぜ、こうした「精神の病」になってしまうのだろう?
自分の心は、自分だけのものだ!
それなのに、自分でコントロールできないなんて…‥
かなり、ショッキング、でもとても他人事とも思えない、現代人に突き付けられた、
深い問題をえぐる映画だった。