2013年3月29日金曜日

精神病院の閉鎖病棟―「クワイエットルームへようこそ」

 うつ病や適応障害、パニック症候群など、今、「心の病」が広がっている。



この現代病ともいえる病気に関係する、ちょっと異色の邦画があります。





内田有紀主演の



「クワイエットルームへようこそ」










「クワイエットルーム」とは、精神病院の閉鎖病棟――





28歳のフリーライター、佐倉明日香は、ある朝目覚めると見知らぬ白い部屋にいた。そこは「クワイエットルーム」と呼ばれる、女子専用の精神病院の閉鎖病棟。明日香はそこに来た理由を思い出せずにいたが、個性的な患者達と接し、次第に馴染み始める。






観終わった後、正直いって、恐ろしいと思った。完全に外界と遮断された様は、まるで監獄だ…

主人公はお酒と一緒に、大量の睡眠薬を飲んでしまった。

いわゆるODだ。

胃洗浄の壮絶なシーンもあった。






過食症、拒食症、節食障害、躁鬱病、多重人格障害‥‥人間はなぜ、こうした「精神の病」になってしまうのだろう?





自分の心は、自分だけのものだ!


それなのに、自分でコントロールできないなんて…‥






かなり、ショッキング、でもとても他人事とも思えない、現代人に突き付けられた、

深い問題をえぐる映画だった。