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2013年4月23日火曜日

映画「悪人」、人間の本質を鋭くえぐる!




テーマは「人間の本質は善と悪」




 キャッチコピーは

「なぜ、殺したのか。なぜ、愛したのか。」



「ひとつの殺人事件。

引き裂かれた家族。


誰が本当の“悪人”なのか?」--






2010年9月に公開された、


映画「悪人」












女優の深津絵里「モントリオール映画祭 


ワールド・コンベンション部門」に正式出品され、最優秀女優賞を受賞、


話題を集めた作品です。











彼女の演技力をみたいと思い、映画館に行きました。

まさに「迫真迫る演技」です。


最近では、なかなかこれだけの演技力はないなあと感心しました。





それと、映画の舞台が、福岡・佐賀・長崎と九州だったのも、九州在住者としては、

なじみが出てきました。







タイトルの「悪人」から、かなり陰惨なイメージを持っていましたが、見終わって、強烈に感じたことがあります。




それは、「本当の悪人」とは誰か---という点です。深く考えさせられます。




現代の世相を映し出す鏡のような映画であるとも思いました。



印象に残った言葉は、娘を殺害された父親の一言です。



「今の世の中、大切な人のいない“人”が多くなってきている」--




衝撃的な作品でした。











2013年4月15日月曜日

スーさん、“人間ドラマ"を、ありがとう!


「三国連太郎が死去」-今朝、ニュースをみて、驚いた。


高齢なのは知っていたが、まさかきょう、亡くなるとは・・・・


日本の俳優界の中でも、大重鎮といってもいいたろう、



個性派俳優として活躍した三国連太郎さんが14日、急性心不全のため死去した。90歳だった。




映画好きの私としては、残念でならない。


心よりご冥福をお祈りいたします--



これまで数々の映画に出演してきた、三国連太郎。ちょっと主な作品を挙げてみよう。




善魔(1951年、松竹) - 三國連太郎 役
稲妻草紙(1951年、松竹) - 船来源三郎 役
戦国無頼(1952年、東宝)
美女と盗賊(1952年、大映)
太平洋の鷲(1953年、東宝)
さらばラバウル(1954年、東宝)
泥だらけの青春(1954年、日活)
宮本武蔵(1954年、東宝)
警察日記(1955年、日活)
あした来る人(1955年、日活)
ビルマの竪琴 第一部(1956年、日活) - 井上隊長 役
ビルマの竪琴 第二部(1956年、日活 - 井上隊長 役
死の十字路 (1956年、日活)
異母兄弟(1957年、独立映画)
鷲と鷹(1957年、日活) - 佐々木 役
美徳のよろめき(1957年、日活)
風と女と旅鴉(1958年、東映)
夜の鼓(1958年、現代ぷろだくしょん)
荷車の歌(1959年、全国農村映画協会) - 茂市 役
キクとイサム(1959年、松竹)
大いなる旅路(1960年、東映) - 岩見浩造 役
大いなる驀進(1960年、東映) - 松崎義人 役
宮本武蔵 5部作(1961年 - 、東映) - 沢庵宗彭 役
飼育(1961年、大宝) - 鷹野一正 役
はだかっ子(1961年、東映) - 尾沢おじさん 役
破戒(1962年、大映)
切腹(1962年、松竹) - 斉藤勘解由 役
暗黒街最後の日 東映東京1962.10.12
無宿人別帳(1963年、松竹) - 新平 役
無法松の一生(1963年、東映) - 無法松/富島松五郎 役
陸軍残虐物語(1963年、東映)
越後つついし親不知(1964年、東映)
怪談(1965年、文芸プロダクションにんじんくらぶ) - 武士 役
飢餓海峡(1965年、東映)
にっぽん泥棒物語(1965年、東映)
脅迫(1966年、東映)
処刑の島(1966年、大映)
座頭市牢破り(1967年、大映)
神々の深き欲望(1968年、日活)
新選組(1969年、東宝) - 芹沢鴨 役
野獣都市(1970年、東宝)
戦争と人間 第一部 運命の序曲(1970年、日活)
戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河(1971年、日活)
内海の輪(1971年、松竹) - 西田慶太郎 役
甦える大地(1971年、石原プロ / 松竹)
座頭市御用旅(1972年、東宝)
約束(1972年、斎藤プロ / 松竹)
海軍特別年少兵(1972年、東宝)
戒厳令(1973年、ATG) - 北一輝 役
卑弥呼(1974年 ATG)- ナシメ 役 
襤褸の旗(1974年)- 田中正造 役
わが青春のとき(1975年、大映)
金環蝕(1975年、東宝)
はだしのゲン(1976年、現代ぷろだくしょん)
犬神家の一族(1976年、東宝))- 犬神佐兵衛 役
八甲田山(1977年、東宝) - 山田少佐 役
霧の旗(1977年、東宝) - 大塚欽三 役
皇帝のいない八月(1978年、松竹) - 江見為一郎 役
野性の証明(1978年、東映) - 大場一成 役
復讐するは我にあり(1979年、松竹)
あゝ野麦峠(1979年、東宝)
ミスター・ミセス・ミス・ロンリー(1980年、ATG)
ちゃんばらグラフィティー 斬る!(1981年、東映)
セーラー服と機関銃(1981年、東映)
未完の対局(1982年、東宝)
彩り河(1984年、松竹) - 下田忠雄 役
人間の約束(1986年、東宝東和)
マルサの女2(1988年、東宝) - 鬼沢鉄平 役
嵐が丘(1988年、西友・西武メゾングループMEDIACTUEL) - 東の荘高丸 役
釣りバカ日誌シリーズ(1988年 - 2009年、松竹) - 鈴木一之助(スーさん) 役
利休(1989年、松竹) - 千利休 役
息子(1991年、松竹)
豪姫(1992年、松竹 / 勅使河原プロ / テレビ朝日)
ひかりごけ(1992年、ヘラルド・エース)
勝利者たち(1992年、円谷プロ / 東宝)
大病人(1993年、東宝)
夏の庭 The Friends(1994年、ヘラルド・エース)
三たびの海峡(1995年、松竹)
美味しんぼ(1996年、松竹) - 海原雄山 役
生きたい(1999年、日本ヘラルド映画)
虹の岬(1999年、東北新社 / 東宝)
大河の一滴(2001年、東宝)
北辰斜にさすところ(2007年、東京テアトル)
大鹿村騒動記(2011年、東映)
わが母の記(2012年)



ものすごい!こんなにも出演していたとは・・・


私が一番印象に残っているのは、やっぱりこの映画、


「釣りバカ日誌」





西田敏行との名コンビで、「スーさん」の愛称は、今や彼の代名詞になっている。


破天荒の釣りバカの「ハマちゃん」(西田敏行)とともに、なにかこう、懐かしいぬくもりのある人間ドラマ、「「釣りバカ日誌」-



もう一度、第1巻から、観てみよう。


映画の中に、「スーさん」はいついつまでも、元気でいてくれるから--




2013年4月11日木曜日

映画「東京原発」は、7年も前の警告だった

福島原発事故から2年が過ぎた。

2年も経ったのに、「事故」はまだ終わっていない。


今、問題になっている、 「汚染水漏れ」一つをとっても、「原発事故」がひとたび起きると、あまりにも多くの難題が次から次へと引き起こされていく。



さて、「原発」を題材にした映画はないだろうか、と以前、いろいろ調べてみた。



あった。それも日本映画だ!



タイトルは、


『東京原発』



役所広司主演、2004年に公開された作品だ。







舞台は、東京都庁舎。



都知事役の役所広司が、会議室に関係者を集めて、唐突にこう提案する。


「東京に原発をつくろう」と。


みな、あ然とする・・・・しかし、一向にお構いなく、都知事は、「東京に原発をつくると、どんなメリットがあるか」ということに、熱弁をふるう。



幹部職員たちは困惑しながらも、徐々に喧々諤々の議論が交わされていく。

果たして都知事の単なる思いつきなのか、それとも・・・。

そんな中、極秘裏にプルトニウム燃料を載せたトラックがお台場から福井に向けて輸送されようとしていた---




2011年3月11日の、福島原発事故が起きる、7年も前のこの映画、全部見終わると、慄然とした。


「なんだ、この映画の中に、原発・放射能汚染の恐ろしさ、原発マネーの問題などすべてが網羅されているじゃないか」




原発建設の当事者である電力会社や、原発推進派の学者たちが「絶対安全」と言い続けてきた原発。


都知事は語る。

「絶対安全なら、東京に建てても問題ないじゃないか、都民の電力供給のためにわざわざ遠く離れた場所に建てることはないんじゃないかな」


まさに強烈なアイロニー〈皮肉〉だ。







この作品、公開当時は、あまり人気がなくて、上映しない映画館もあったという。



「放射性物質の危険性」や「使用済み核燃料」など、

映画「東京原発」で描かれている数々の「原発問題」は、


7年経った今、現実の危機となって私たちに突きつけられている。



※公式ウェブサイトはコチラ

























2013年4月7日日曜日

3..11後に観た「日本沈没」、もはやSFではない



 「日本が沈没する?そんなことあるわけないでしょう」

その映画が封切になって以来、こんな話題が私の周囲でも飛び交っていた。




小松左京のSF小説を映画化した、

「日本沈没」






1973年に、そして2006年にはリメイク版が公開された。




日本には活火山が多く、地震の多い国だということは教科書で学んでいたが、


日本の地下にいくつもの「活断層」があり、巨大地震が起きるとどうなるか、

ということまでは、私の知識にはなかった。



しかし、映画「日本沈没」は、SFとはいいながら、


「もしかしたら、本当に日本が沈没するのではないか」という、


強烈なリアル感を迫らせる作品だった。







地球物理学者である田所雄介博士は、地震の観測データから日本列島に異変が起きているのを直感し、調査に乗り出す。



潜水艇操艇者の小野寺俊夫、助手の幸長信彦助教授と共に小笠原諸島沖の日本海溝に潜った田所は、海底を走る奇妙な亀裂と乱泥流を発見する。異変を確信した田所はデータを集め続け、一つの結論に達する。それは「日本列島は最悪の場合2年以内に、地殻変動で陸地のほとんどが海面下に沈没する」というものだった。




最初は半信半疑だった政府も、紆余曲折の末、日本人を海外へ脱出させる「D計画」を立案・発動する。しかし、事態の推移は当初の田所の予想すら超えた速度で進行していた。各地で巨大地震が相次ぎ、休火山までが活動を始める。精鋭スタッフたちが死に物狂いでD計画を遂行し、日本人を続々と海外避難させる。一方、あえて国内に留まり日本列島と運命を共にする道を選択する者もいた。

四国を皮切りに次々と列島は海中に没し、最後に北関東が水没して日本列島は完全に消滅する。







2011年3月11日、マグニチュード9.0という、いまだかつて体験したことのない、巨大地震と巨大津波が、東北地方を襲った。


「東日本大震災」


東京の超高層ビルが揺れに揺れる、押し寄せる大津波にまたたくまに街が家が覆い尽くされていく、工場地帯では大火災が発生していた。



衝撃的な大自然の脅威のこの事実を体験した後、再び「日本沈没」をDVDで観た。



特撮の映像なのに、なんなんだ!この背筋が凍るような恐ろしさは!



もはや、これはSF映画ではない、確かな科学的知見に基づいた、まぎれもなく、


未曾有の大災害への警告の映画だと、痛感した。

















 







2013年4月4日木曜日

あっ、あった!『幸福の黄色いハンカチ』が、たなびいているよ!

 海外の人に、ぜひ観てほしい日本映画があります。



私がおすすめしたいのは、


1977年(昭和52年)10月1日に公開された



『幸福の黄色いハンカチ』

(しあわせのきいろいハンカチ)






『男はつらいよ』シリーズなど、数多くのヒット作を手がけた山田洋次監督


そしてキャストは、日本を代表する俳優陣-



高倉健倍賞千恵子

そして脇役には武田鉄矢、桃井かおりなど--



この不朽の名作は、第1回日本アカデミー賞や第51回キネマ旬報賞、第32回毎日映画コンクールや第20回ブルーリボン賞や第2回報知映画賞など、いろんな映画賞を総なめにしました。







なぜ、外国人に観てもらいたいのか?


それは、この作品の中に、


日本人のきめ細やかな“思いやりの心”があるからです。



また、四季折々の美しい“日本の風景”があるからです。







主人公の勇作(高倉健)は、九州出身の中年男。舞台は北海道。



冒頭、網走刑務所から出所するシーンはあまりにも有名ですよね。


長いムショ暮らしを終えてシャバに出た勇作が、食堂に入り、ビールを注文します。


これから観る方には、ぜひこの場面、注目してほしいです!


高倉健さんの名演技、

「日本一ビールをうまそうに飲み干す」シーン


ですよ☆






物語は、勇作が妻のいる夕張に帰るまでの、旅が描かれていきます。


ふとしたきっかけで出会った青年、花田欽也(武田鉄矢)と、朱美(桃井かおり)との3人での珍道中です。




映画のタイトルとなった「黄色いハンカチ」とは、どんな意味があるのでしょうか。



実は、刑務所にいたとき、勇作は妻の光枝(倍賞千恵子)に一枚の葉書を出していました。


「もし、まだ1人暮らしで俺を待っててくれるなら…黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ、それが目印だ、もしそれが下がってなかったら俺はそのまま引き返して、2度と夕張には現れないから…」






かつて栄えた夕張炭鉱の跡地、坂道を上っていくうちに、炭鉱住宅が並んでいます。


そして・・・・・



このあとは、観てのお楽しみ(笑)




あまりにも感動的なラストシーン、

ここを、欧米人が観たら、どう思われるでしょうか--


ちょっと不思議な感じに包まれるのでは--


そう、この雰囲気、言葉にならない、「情感」がほんのりと心をあっためてくれることでしょう。






















幸福の黄色いハンカチが、きょうもあなたの家にも、高く高く、掲げられていますように☆











2013年3月29日金曜日

精神病院の閉鎖病棟―「クワイエットルームへようこそ」

 うつ病や適応障害、パニック症候群など、今、「心の病」が広がっている。



この現代病ともいえる病気に関係する、ちょっと異色の邦画があります。





内田有紀主演の



「クワイエットルームへようこそ」










「クワイエットルーム」とは、精神病院の閉鎖病棟――





28歳のフリーライター、佐倉明日香は、ある朝目覚めると見知らぬ白い部屋にいた。そこは「クワイエットルーム」と呼ばれる、女子専用の精神病院の閉鎖病棟。明日香はそこに来た理由を思い出せずにいたが、個性的な患者達と接し、次第に馴染み始める。






観終わった後、正直いって、恐ろしいと思った。完全に外界と遮断された様は、まるで監獄だ…

主人公はお酒と一緒に、大量の睡眠薬を飲んでしまった。

いわゆるODだ。

胃洗浄の壮絶なシーンもあった。






過食症、拒食症、節食障害、躁鬱病、多重人格障害‥‥人間はなぜ、こうした「精神の病」になってしまうのだろう?





自分の心は、自分だけのものだ!


それなのに、自分でコントロールできないなんて…‥






かなり、ショッキング、でもとても他人事とも思えない、現代人に突き付けられた、

深い問題をえぐる映画だった。









2013年3月24日日曜日

監督・主演さだまさし、映画「翔べイカロスの翼」から名曲は生まれた



 30年も前に、歌手・さだまさしが主演・製作した

「翔べイカロスの翼」



という映画があった。


今やビデオ・DVDにも残っていない、幻の映画である。







「イカロス」とはギリシャ神話に登場する青年だ。獄中に囚われたイカロスは抜け出すために、父から「蝋(ろう)で創った翼」をもらい、自由に大空を飛翔した。しかし、父の戒めを破って、天高く飛び過ぎたため、太陽の熱で翼が溶けて、海中に落ちてイカロス青年は死んだ。


980年、映画「翔べイカロスの翼」は製作された。
主人公は、28歳の青年道化師「栗山徹」。実話である。
キグレサーカスでピエロの修行を積んだ栗山は、こどもたちの人気者になった。


道化師(ピエロ)は、例えどんなに辛くとも悲しくとも、化粧姿になった途端、自己の感情を隠して、人々に笑顔を振りまく仕事だ。主演はさだまさし本人が演じた。









ある日、運命のいたずらか、綱渡りの最中、「ピエロの栗ちゃん」は落下し、倒れた(命綱はつけてなかった)落下した直後の彼のかすれる声に涙が出た。

「ピエロ、ピエロ・・・・こどもたちには知らせるな。」


会場は一瞬、騒然となったが代わりのピエロが登場し、サーカスは予定通り進んだ。多くの聴衆は、栗山の事故のことなど忘れたように、サーカスを楽しんだ。一方、救急車で運ばれた栗山青年は、病室で静かに息を引き取った。





ラストシーンで、栗山を心配する一人の小学生の男の子が叫ぶ。

『ピエロは死んでなんかいない。生きてるよ』



感動の ラストシーンに思わず涙がこぼれます-





この映画を製作中に、さだまさしの名曲

「道化師のソネット」

が誕生した


今、私はこの曲を何度も聴きながら、


「完全燃焼の生き方」
「人に笑顔を与える生き方」



という事を考える。













笑ってよ君のために 

笑ってよ僕のために



僕達は小さな舟に 

哀しみという荷物を積んで



時の流れを下ってゆく 舟人たちのようだね

君のその小さな手には 持ちきれない程の哀しみを

せめて笑顔が救うのなら 僕はピエロになれるよ




笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために

きっと誰もが 同じ河のほとりを歩いている

僕等は別々の山を それぞれの高さ目指して

息もつがずに登ってゆく 山びと達のようだね

君のその小さな腕に 支えきれない程の哀しみを

せめて笑顔が救うのなら 僕はピエロになろう





笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために

いつかホントに 笑いながら話せる日がくるから




笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために

笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために




2013年3月23日土曜日

四日間の奇蹟 ~サヴァン症候群の少女がある日~

昨夜、前から観たかった映画「四日間の奇蹟」をDVDで観ました。






興味を持ったのは、映画の舞台が、

私の故郷・山口県の角島(つのしま)だったからです。







マリンブルーの海に浮かぶ小さな島ですが、本土からものすごく長い橋がかかり、橋を車で走ると、まるで海の上を走っているかのような、すばらしいロケーションです。



物語は-----

新進ピアニストとして将来を嘱望視されていた如月(きさらぎ)敬輔は、留学先のオーストリアで強盗事件に巻き込まれた少女をかばい、薬指を失ってしまう。


両親を失った知的障害の少女・楠本千織(ちおり)を引き取った敬輔は、

彼女の※サヴァン症候群による優れたピアノの才能を見出し、

彼女と各地を演奏して廻ることとなる。




あるとき、角島にある療養センターで敬輔たちは、敬輔の高校時代の後輩だった岩村真理子と出会う。離婚・自殺未遂という辛い過去を持つ真理子と親しくなっていく敬輔・千織だったが、落雷による事故に巻き込まれて真理子は意識不明の重傷を負う。





そして「奇蹟」が生まれる。



なんと、その真理子の心が千織の体に宿るのだ!




真理子に与えられた期間は4日間。最期の時が来るまで真理子は<敬輔と共に自分の人生を見つめ直していくこととなる・・・・・



人間は誰もが、いつかは「死」を迎える。その「死」を人間はどのように受け止められるか---「生」とは何か、「死」とは何か、そして何よりも、「自己犠牲から得られるものは何か」ということを考えさせられる、感動の名作だと思った。



映画の中で心に響いた言葉があった。




「奇蹟」なんて最も信じることのできないタイプの医師(西田敏行)が、植物状態の妻のベッドの上で、しみじみと語る。



「俺は科学者として『奇跡』を肯定するわけにはいかない(趣意)」



「だけどな、今までの医師としての人生の中で何度か、『奇蹟』として思えない事があった」





「“信じる”ということは、人間の脳が持つ、偉大な力の一つだ・・・・」








真理子の死後、如月(きさらぎ)敬輔は、再びピアノの前に。動かない薬指の手に、少女・千織の小さな手が重なる。



そして、青年と少女は、2人でひとつになってピアノを弾きつづける------







※サヴァン症候群(サヴァンしょうこうぐん、savant syndrome)とは、知的障害のある者の うち、ごく特定の分野に限って、優れた能力を発揮する者の症状を指す。 

  映画『レインマン』に於ける能力の描写⇒続きはコチラ





2013年3月19日火曜日

母は強し-「マリと子犬の物語」 山古志村で本当にあった事



かわいい動物の感動の物語をまた一つ☆






数年前のこと、当時、話題の映画「マリと子犬の物語」を観ました。

2007年12月8日公開の日本映画。配給は東宝。



2004年の新潟県中越地震で、山古志村(現・長岡市)で起きた実際のエピソードを元に映画だ。






ストーリーは皆さんよく知ってると思うので、簡潔に書くが、石川優一(村役場職員、40歳):船越英一郎 の娘、石川彩(5歳):佐々木麻緒が、ある日、捨てられた子犬をみつけ、犬嫌いの父を説得して、自宅で飼うことになった。



子犬は「マリ」と名づけられ、やがてマリは3匹の子犬を産む。大切な家族の一員となったマリや子犬たちと、平穏な日々を送っていたなか、あの大地震が起きた。






その時、山古志村の自宅にいたのは、彩と祖父の石川優造(優一の父、75歳):宇津井健2人だった。家がぺしゃんこに崩れる。その下敷きになった2人。やがて自衛隊のへりがやってくる。生存者を探していたとき、マリが自衛隊員の安田啓一(陸自二曹):高嶋政伸の腕を引っ張り、マリの先導で、彩と勇造は救出された。しかし、勇造の怪我がひどく1分1秒を争うため、マリと子犬は置き去りにするしかなかった・・・


犬たちのことを心配し続ける彩と兄の亮太(優一の息子、10歳):広田亮平。でも彩はこう叫ぶ。

「マリはお母さんだから、お母さんは強いんだから、きっと生きてるよ!」












映像では、マリが必死に子犬たちに食べ物を探しては、食べさせるシーンが出てくる。でも母親のマリは食べない。子供たちのために・・・・マリは次第に弱っていく。そして16日間が過ぎた-----



★・。・。☆・゜。★・。・。☆・゜★・。・。☆・゜。★・。・。☆・゜




私はこの映画を小学生の息子に見せたかった。


終わったあと、息子に感想を聞いたら・・・


「お母さん(マリ)が、子供たちにエサをやっていたのが、心に残ったよ」

よしよし、私はまた聞いた。



「そうだね。お母さんは偉いね。じゃあお父さん(優一)の姿はどうだった?」



息子いわく、「ぜんぜん(印象に残ってない)」




私「くそう、やっぱり父より母なのか!!」(´Д`)゜





※映画「マリと子犬の物語」の実写版の映像です。
旧山古志村から救出された直後の子犬たちです。
         
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2013年3月16日土曜日

少年の真心が奇跡を起こした!感動の「子ぎつねヘレン」

少し前の映画ですが、私の好きな動物の物語です◎






「子ぎつねヘレン」 (2006年公開)




実話をもとにした映画です。




目が見えない。耳が聞こえない。声が出せない----盲聾唖の子供のキツネ。


まるで、「ヘレン・ケラー」です。だから「ヘレン」と名づけられました。


ヘレンと出会った少年・太一は、ヘレンを育てるために、命を救うために、一生懸命、面倒を見ていく。

だが、獣医の矢島幸次は、医学的・動物学的に判断して、ヘレンをつれてきた太一に言います。

このままでは生きられない。死んだ方が幸せなのかもな」と。



だけど、太一はあきらめなかった。

ミルクを飲ませる、

肉を食べさせる


(これだけでもヘレンにとっては大変なことなのだ)。





いつしか、周囲の大人たちは、太一のことを「サリバン君」と言うようになった。


ある日、奇跡が起きた!





ヘレンが声を発したのだ!

太一を「母親」と思って、

太一を呼ぶ叫びを発する・・・
出会って3週間後、ヘレンのために太一が摘んできた色とりどりの花の中で、

ヘレンは静かに息絶える。





印象に残った言葉がある。


獣医の矢島が太一に語りかける。



「太一と出会わなかったら2,3日で死んでいたヘレンに、お前は3週間の命をプレゼントしたんだよ」


心から感動した作品でした。