2013年3月16日土曜日

少年の真心が奇跡を起こした!感動の「子ぎつねヘレン」

少し前の映画ですが、私の好きな動物の物語です◎






「子ぎつねヘレン」 (2006年公開)




実話をもとにした映画です。




目が見えない。耳が聞こえない。声が出せない----盲聾唖の子供のキツネ。


まるで、「ヘレン・ケラー」です。だから「ヘレン」と名づけられました。


ヘレンと出会った少年・太一は、ヘレンを育てるために、命を救うために、一生懸命、面倒を見ていく。

だが、獣医の矢島幸次は、医学的・動物学的に判断して、ヘレンをつれてきた太一に言います。

このままでは生きられない。死んだ方が幸せなのかもな」と。



だけど、太一はあきらめなかった。

ミルクを飲ませる、

肉を食べさせる


(これだけでもヘレンにとっては大変なことなのだ)。





いつしか、周囲の大人たちは、太一のことを「サリバン君」と言うようになった。


ある日、奇跡が起きた!





ヘレンが声を発したのだ!

太一を「母親」と思って、

太一を呼ぶ叫びを発する・・・
出会って3週間後、ヘレンのために太一が摘んできた色とりどりの花の中で、

ヘレンは静かに息絶える。





印象に残った言葉がある。


獣医の矢島が太一に語りかける。



「太一と出会わなかったら2,3日で死んでいたヘレンに、お前は3週間の命をプレゼントしたんだよ」


心から感動した作品でした。




娯楽だけじゃない!人間の本質描いた「スターウォーズ」

昨夜、久しぶりにお気に入りの映画

スターウォーズ エピソード3 シスの復讐

を観ました。


何度観ても、痛快さと同時に、シリーズの中でもこの作品だけは、何か考えさせられるものがありました。




大宇宙を舞台に、奇想天外なストーリー、そしてCG、特撮技術を駆使した映画「スターウォーズ」シリーズ。



1978年、今から31年も前「スターウォーズ」(エピソード4)が日本初公開された。
まだ中学生だった俺は、映画館で食い入るように、この壮大なスペクタクルに魅了された。





以来、このシリーズが実は、「6部構成からなるサーガの形式をとっている」を採っていることが分かったのは、1999年、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』が公開されてからだった。






普通、一般常識なら、物語というものは、1、2、3・・・と順番に進んでいくものだが、「スターウォーズ」はあえて、逆転の手法を採っている。これが何とも言えぬ秘密のベールが後で明かされるという、ジョージ・ルーカスの天才的発想と言えるだろう。



そして、劇場やビデオ・DVDで観た人も多いだろうが、最新作の「エピソード3 シスの復讐」だ。
あの銀河帝国の完全支配をたくらむ鉄仮面の悪役「ダース・ベーダー」の真実の歴史が描かれている。もともとは悪人でもなかったジェダイの騎士・アナキン・スカイウォーカーがなぜ、ダース・ベーダーに変質したのか、






そこには、愛と憎しみ、魔性の究極(シス)に魂をゆだねざるを得なかった、まさに悲劇的な彼の運命が、実に人間的に描かれている。
 




私がこの作品がすきなのは、ただ単に最新技術のSFXを駆使した大活劇という点ではない。
むしろ、どんな人間も、ひとたび「疑心暗鬼」という魔性に心が食い破られたら、人生の正道を踏み誤るという、重要な教訓を教えてくれているからだ。






疑心暗鬼」「憎悪」「慢心」----

この「生命の本質的な魔性」をえぐり出している「エピソード3 シスの復讐」。
何度観ても飽きない、比類なき名作である。





2013年3月15日金曜日

泣ける映画、『海辺の家』のラストシーン

ブログ友達の薦めで、映画「海辺の家」を観た。2001年のアメリカ映画だ。






主人公のジョージ〔ケヴィン・クライン〕は、海が見える崖に立つ、古い家に住む変わり者。ある日、突然、勤めていた建築設計事務所から解雇され、そして倒れる。彼はガンに冒され、余命4ヶ月の命だった。



ジョージには、離婚した妻と息子がいた。16歳になる息子・サム〔 ヘイデン・クリステンセン〕は、生きる希望を失い、ドラッグとパンク音楽にのめりこんでいた。






残された4ヶ月をどう生きるか---ジョージは決めた。



息子と2人で「海辺の家」を建てる、ことを。




嫌がるサムを無理やり連れてきただけに、始めは諍いの絶えない父と子。しかし、家を建てていくなかで、少しずつサムは変わっていく。そしてある日、サムは父の病に気づいた・・・・



「家族の絆」「親子の絆」---それが、どれほど尊いものであるか、

 

そして、「限られた命をどう生きるのか」という



大切なテーマを鮮烈に訴えかける映画だった。感動した。





恋愛、結婚、夫婦、子育て、そして家族・・・・決して平坦な道のりではない。



いがみ合ったり、傷つけあったりすることも多々あるだろう・・・・だけど、「夫婦の絆」「親子の絆」そして、「家族の絆」は、お金にも、その他なにものにも代えられない、「愛情」という名の宝物ではないだろうか。だから、何があっても、この宝物は捨てないでいたい、大切にしていたい・・・

 

 

 

 

 

 

最も印象深かったシーン。



「海辺の家」の建設半ばで入院した父の病室に、ある夜、サムが一人で訪れる。

「父さんに見せたいものがある」と言いながら、サムは、父のベッドを窓辺に向けた。


窓からは、完成間近の家に取り付けた、色とりどりのイルミネーションが輝いていた---













私の宝物の中で『泣ける映画ベストテン』に入れてる映画です-



美しき女殺し屋の哀しき復讐劇-「コロンビアーナ」

 今まで観てきた映画の中で、最も好きな作品の一つが、「レオン」です。

リュック・ベッソン監督、あまりにも有名ですが、

あの「ニキータ」といい、冒頭の「レオン」といい、


観る者を圧倒させる、鋭角的なアクションと、主人公のやるせない哀しみ、寂しさ・・・

本当に大好きな監督です。




そのリュック・ベッソンが製作・脚本にあたり、、オリヴィエ・メガトン監督による最新映画が、

「コロンビアーナ」でした。

(2011年に公開)




 















映画館に行けなくて、先日、やっとDVDで観ることができました。


--舞台は「麻薬ビジネスはこびこるコロンビア」-

冒頭からものすごいインパクトで、いきなり「マフィアの世界」に引き込まれました。



マフィアのドン一味に、両親を殺された少女カトレア。本当に愛くるしい瞳と美しい褐色の肌が印象的な、素敵な女の子でした。



チンピラたちに追われながら、なんとか脱出したカトレアは、おじさんを頼ってアメリカ・シカゴへ渡ります。




それから15年後、彼女は、すごい美貌とプロポーションを兼ね備えた、プロの殺し屋となり、闇の世界で活躍。なぜ「殺し屋」になったのか、その理由はただ一点、


「愛する父母を目の前で殺された復讐」

でした。



この、ヒロインを演じたのは、「アバター」で超有名になった、

ゾーイ・サルダナ



この映画、うーんやっぱり彼女の存在がめちゃくちゃ大きいですよね。


役柄と本人の姿、印象、動作すべてがピタリと当てはまります。


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まあ、ストーリーは実にシンプルですが、最初から最後まで、ハラハラドキドキの連続。


物語は冷徹でクール・・・・しかし、映画のワンシーン、ワンシーンが、とっても「美しい」んです。




まるで獲物を狙う雌豹のような凄みと瞬発力、そんな暗殺者カトレアは、たった一人で強大な「敵」を倒すことができるのか--



見終えた後、思いました。


これ、「ニキータ」を超えたな、と--


「予告編の動画」はコチラ↓




自由気ままに映画つぶやき

 みなさま、はじめまして。映画好きのRYUJINと申します。

映画やTVドラマを観るのが楽しくて、好きなワインを飲みながら、ゆったりまったり、

日々を過ごしています。

さて、


きょうから始まる、このブログ・・・・

タイトルを何にしようかと迷いましたが、


「映画とワインは魔法の宝箱」

にしました。



なんだか、ハリポタ風になりましたが(笑)


なんていうのかな・・・

映画の扉を開くと、

そしてワインのコルクを開けると・・・・

そこから、現実をビュンととびぬけて、不思議な世界がパァッと広がっていく--

そんな気分になりましたので、ね◎



これから、今まで観てきた映画のレビュー、気の向くままに、

自由気ままに、つづっていきたいと思います。

ちょっと「ネタバレ」することも多いかもしれませんが、


よかったら、なんらかの参考にしていただければ、幸いです。




ではまた☆