2013年3月23日土曜日

『アルゴ』(Argo)、観ました-すごい緊迫感!おすすめです☆

 きょう、観ました。


アカデミー作品賞に輝いた話題作


『アルゴ』(Argo)







もう解説の必要はないと思いますので、率直な感想を記します。



アカデミー賞受賞作品がどれも『面白い映画』(個人的な意味で)とは限りません。


しかし、この映画は、


すごい!

の一言につきます。




ブログのタイトルにある通り、映画は、観る人に『日常生活』から離れて、


まるで“魔法”にかけられたかのように、映画の中に“のめり込んで”いけてこそ、

映画の面白さがあると思っています。



この私の映画観からいって、『アルゴ』は、ストーリーはわかっていながら、


最後まで、ハラハラ、ドキドキの連続-ものすごい『緊迫感』が伝わってくる、実に秀逸した作品でした。



『死ぬまでに絶対観たほうがよい映画』


というおすすめ物を挙げるとしたら、もちろんほかにもいろいろありますが、


間違いなく、『アルゴ』(Argo)は、観るべきでしょう。




ベン・アフレック(Ben Affleck)が演じた、主人公の、



トニー・メンデス(Tony Mendez)


とてつもない勇気と、知恵と、力を持った人物です。





彼は、『人質の救出』という任務を、文字通り、『命をかけて』、やり遂げました。


しかし、彼の偉大な功績は、20年近くも公表されなかった・・・






真の英雄とは、世間に騒がれ、スポットライトを浴びる人のことではない。

たとえ妻にも打ち明けられない“極秘任務”であっても、ひとたびその任にあたったなら、

最後まで完遂し抜くという、強き責任感、堅固な使命感、そして不屈の行動力のある人のことを
“英雄”と呼ぶのである--




そんなことを強烈に感じさせる映画です。


まあ、理屈などはおいといて、まだ観ていない方は、ぜひ、ご覧下さい!



超おすすめの作品です☆

















四日間の奇蹟 ~サヴァン症候群の少女がある日~

昨夜、前から観たかった映画「四日間の奇蹟」をDVDで観ました。






興味を持ったのは、映画の舞台が、

私の故郷・山口県の角島(つのしま)だったからです。







マリンブルーの海に浮かぶ小さな島ですが、本土からものすごく長い橋がかかり、橋を車で走ると、まるで海の上を走っているかのような、すばらしいロケーションです。



物語は-----

新進ピアニストとして将来を嘱望視されていた如月(きさらぎ)敬輔は、留学先のオーストリアで強盗事件に巻き込まれた少女をかばい、薬指を失ってしまう。


両親を失った知的障害の少女・楠本千織(ちおり)を引き取った敬輔は、

彼女の※サヴァン症候群による優れたピアノの才能を見出し、

彼女と各地を演奏して廻ることとなる。




あるとき、角島にある療養センターで敬輔たちは、敬輔の高校時代の後輩だった岩村真理子と出会う。離婚・自殺未遂という辛い過去を持つ真理子と親しくなっていく敬輔・千織だったが、落雷による事故に巻き込まれて真理子は意識不明の重傷を負う。





そして「奇蹟」が生まれる。



なんと、その真理子の心が千織の体に宿るのだ!




真理子に与えられた期間は4日間。最期の時が来るまで真理子は<敬輔と共に自分の人生を見つめ直していくこととなる・・・・・



人間は誰もが、いつかは「死」を迎える。その「死」を人間はどのように受け止められるか---「生」とは何か、「死」とは何か、そして何よりも、「自己犠牲から得られるものは何か」ということを考えさせられる、感動の名作だと思った。



映画の中で心に響いた言葉があった。




「奇蹟」なんて最も信じることのできないタイプの医師(西田敏行)が、植物状態の妻のベッドの上で、しみじみと語る。



「俺は科学者として『奇跡』を肯定するわけにはいかない(趣意)」



「だけどな、今までの医師としての人生の中で何度か、『奇蹟』として思えない事があった」





「“信じる”ということは、人間の脳が持つ、偉大な力の一つだ・・・・」








真理子の死後、如月(きさらぎ)敬輔は、再びピアノの前に。動かない薬指の手に、少女・千織の小さな手が重なる。



そして、青年と少女は、2人でひとつになってピアノを弾きつづける------







※サヴァン症候群(サヴァンしょうこうぐん、savant syndrome)とは、知的障害のある者の うち、ごく特定の分野に限って、優れた能力を発揮する者の症状を指す。 

  映画『レインマン』に於ける能力の描写⇒続きはコチラ





2013年3月21日木曜日

Facebook誕生の物語、『ソーシャル・ネットワーク』

フェイスブックを利用している人には、ぜひ観て頂きたい映画があります。



それは、


『ソーシャル・ネットワーク』

(原題: The Social Network)--


2010年のアメリカ映画。SNSサイトのFacebookを創設した
マーク・ザッカーバーグらを描いたドラマ映画です。






Facebookの創始者、ザッカーバーグの生きざまを通して、今や巨大なsnsとなったFacebook誕生の秘話が、明かされていきます。


 ハーバード大学に学ぶザッカーバーグは、仲間と一緒に、「友達の輪」をパソコン、ネット上で広げていこうと、いろいろな作戦を展開。

そのきっかけというのが、ほほ笑ましい。

ボストン大学に通う恋人のエリカと口論になり、

「アンタがモテないのは、オタクだからじゃなくて、性格がサイテーだからよ」

と言われてフラれてしまうんですね。

 怒ったマークはブログに彼女の悪口を書き並べ、さらに腹いせにハーバード大学のコンピュータをハッキングして女子学生の写真を集め、女の子の顔の格付けサイト「Facemash」(フェイスマッシュ)を立ち上げます。このサイトは瞬く間に話題となり、公開から2時間で2万2000アクセスを記録し、大学のサーバーをダウンさせてしまう・・・・


この、「Facemash」から、やがて、「The  Facebook」(当時は、“The”をつけていたんですね)、これが、全米の大学に、瞬く間に広がっていきました。


 学生の知的好奇心から始まった当初は、まだ問題は起きなかったのですが、あまりに大きな存在になったがゆえに、仲間との争いや、利益配分、会社の方向性など、果ては、裁判沙汰まで起きてしまい、ザッカーバーグは、巨大な渦に飲み込まれてしまう・・・・・・(;´Д`)








私は、ラストシーンがとても印象に残りました。

 ザッカーバーグが、別れた彼女、エリカに、「友達申請」をします。

でもエリカからは、なかなか「承認」がかえってきません・・・・


いやはや、なんとも皮肉なことでしょうか。

 「友達の輪」を全世界に広げるFacebookの創始者が、たった一人の「友達」の承認をとることができないなんて!





「皮肉」と書きましたけど、そうですね・・・あんまり悪い印象ではないんですね。

この映画で訴えかけたいこと、それは、もしかしたら、こんなことじゃないでしょうか。



「どんなにテクノロジーが進化し、仮想空間・バーチャルで友達が増えていったとしても、人間というのは、最後は、“本物”の友達、それは“恋人”もしくは、“夫婦”、“兄弟”や“仕事仲間”も含めてですけど、やっぱりそばにそんな人がいてほしいと願うものなんだ」--



有名な話ですが、そもそも「人」という漢字は、「人」と「人」が互いに「支えあっている」象形文字が起源だそうです。


もちろん、フェイスブックやツイッターなどSNSを活用することは、とても便利で、「友達の輪」を一昔に比べたら、ものすごく広げることができるでしょう。




 だから、こうしたツールはどんどん活用すべきですが、それと同時に、私たちの人生にとっては、“本物”の友達、仲間が必要なんじゃないでしょうか☆★











2013年3月20日水曜日

カッコ美しい!アンジェリーナ・ジョリーの代表作『トゥームレイダー』(Lara Croft: Tomb Raider)

 アクション映画はたくさんあるが、どんなアクションを演じても、“美しさ”を放つ女優がいます。




アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)



です。



彼女の代表作といえば、


『トゥームレイダー』(Lara Croft: Tomb Raider)






ストーリーは、幼いころ父であるクロフト卿を亡くした主人公、ララ・クロフト。

彼女は、世界各国の遺跡から宝物を発掘する一流のトレジャー・ハンターです。

父が残した邸宅の中に残された時計を発見したララは、その時計を狙う謎の組織との戦いの中で父の死の真実を追う-




まるで博物館のような広い邸宅。


『ララ様・・・』と一人の召使いが彼女の身の回りのお世話をしているのだが、

当のララは、もう自由奔放、わが身を鍛えるトレーニングのシーンも、半端なものじゃありません。


これは映画にはないけど、幼い頃のララの姿をつい想像してしまいます。


きっと召使いたちも、いつも手を焼いてしまうような、自由奔放で活発なじゃじゃ馬のような女の子だたんでしょう。




この映画、最初から最後まで、とにかくアンジェリーナ・ジョリーの強く、美しく、しなやかな演技に圧倒されます。


そのアクションシーンの面白さは、もはやここに書き記すまでもないでしょう。


 
 ともあれ、アンジーの“美しき”勇姿、惚れ惚れしてしまいます。特に彼女の特徴ある“唇”、うーん、たまりません--



 


  


 これは↓アンジーの近年作品『ソルト』予告編です。迫力満点です↓










2013年3月19日火曜日

恋人と観たいよね、「ノッティングヒルの恋人」」

 ハリウッドの女優の中で、一番好きな人は誰?

と聞かれると、うーん、たくさんいて悩んでしまいますが、


 私の中では、この人ですね--



ジュリア・ロバーツ(Julia Fiona Roberts)



彼女の、繊細で優雅なしぐさ、

そして何よりあの、特徴のある瞳と素敵な笑顔‥・・.‥.・。.・♪

まさに天才的な演技力、といっても過言ではないでしょう。



数ある作品の中でも、一番のお気に入りは、

「ノッティングヒルの恋人」Notting Hill

ですね。



1999年公開、監督はロジャー・ミッシェル





舞台は、ロンドン西部のノッティング・ヒル、

ヒュー・グラント演じる書店主タッカーは、バツイチでちょっとくたびれた感じの男。

ある日、書店にやってきた女性をみると、思わずビックリ!

有名なハリウッド女優アナ・スコットではないか!


ジュリア・ロバーツがそのまま地でいく役どころですが、

まあ、フツーはありえない話でしょうが、2人はやがて恋におちていくんです--





 世の男性諸氏にとっては、夢のようなストーリー(これぞ魔法の宝箱)ですよね◎



人気の高いラブストーリーなので、いろんな評価がありますが、

私が印象に残ったのは、ものおじするタッカーのために、一生懸命、応援する仲間たちのほほえましい姿です。



特にあの、タッカーの同居人、スパイク(リス・エヴァンス)の存在感がすごい!



最初のうちは、「なんなんだ、このパンクなオッサンは」と思っていたけど、

後半になって、めちゃ頼もしくタツカーのために奔走するんです。





さて、ジュリア・ロバーツです。

もう言葉にできないぐらい、素敵すぎます


ああ、ヒュー・グラントが、うらやましい・・・・




  主題歌も、いいですよね--










母は強し-「マリと子犬の物語」 山古志村で本当にあった事



かわいい動物の感動の物語をまた一つ☆






数年前のこと、当時、話題の映画「マリと子犬の物語」を観ました。

2007年12月8日公開の日本映画。配給は東宝。



2004年の新潟県中越地震で、山古志村(現・長岡市)で起きた実際のエピソードを元に映画だ。






ストーリーは皆さんよく知ってると思うので、簡潔に書くが、石川優一(村役場職員、40歳):船越英一郎 の娘、石川彩(5歳):佐々木麻緒が、ある日、捨てられた子犬をみつけ、犬嫌いの父を説得して、自宅で飼うことになった。



子犬は「マリ」と名づけられ、やがてマリは3匹の子犬を産む。大切な家族の一員となったマリや子犬たちと、平穏な日々を送っていたなか、あの大地震が起きた。






その時、山古志村の自宅にいたのは、彩と祖父の石川優造(優一の父、75歳):宇津井健2人だった。家がぺしゃんこに崩れる。その下敷きになった2人。やがて自衛隊のへりがやってくる。生存者を探していたとき、マリが自衛隊員の安田啓一(陸自二曹):高嶋政伸の腕を引っ張り、マリの先導で、彩と勇造は救出された。しかし、勇造の怪我がひどく1分1秒を争うため、マリと子犬は置き去りにするしかなかった・・・


犬たちのことを心配し続ける彩と兄の亮太(優一の息子、10歳):広田亮平。でも彩はこう叫ぶ。

「マリはお母さんだから、お母さんは強いんだから、きっと生きてるよ!」












映像では、マリが必死に子犬たちに食べ物を探しては、食べさせるシーンが出てくる。でも母親のマリは食べない。子供たちのために・・・・マリは次第に弱っていく。そして16日間が過ぎた-----



★・。・。☆・゜。★・。・。☆・゜★・。・。☆・゜。★・。・。☆・゜




私はこの映画を小学生の息子に見せたかった。


終わったあと、息子に感想を聞いたら・・・


「お母さん(マリ)が、子供たちにエサをやっていたのが、心に残ったよ」

よしよし、私はまた聞いた。



「そうだね。お母さんは偉いね。じゃあお父さん(優一)の姿はどうだった?」



息子いわく、「ぜんぜん(印象に残ってない)」




私「くそう、やっぱり父より母なのか!!」(´Д`)゜





※映画「マリと子犬の物語」の実写版の映像です。
旧山古志村から救出された直後の子犬たちです。
         
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓