2013年4月19日金曜日

余命1ヶ月の花嫁-乳ガンと闘い、愛を貫いた感動の実話



乳がん

若い女性に多く発病するガンだ。

若いゆえに、手遅れになるまで気づかない。



手術となると、当然だが、「乳房」を切除しなければならない。

女性にとって、なんとむごい仕打ちであることか--






2007年5月10日と5月11日にTBS系列の報道番組『イブニング・ファイブ』にて「24歳の末期がん」ドキュメンタリー特集として放送され、放送終了後も大反響を呼び、同年7月17日に

特番『余命1ヶ月の花嫁/乳がんと闘った24歳 最後のメッセージ』

が高視聴率を記録。

同年12月にはそれに関した本が刊行40万部を突破した。

これをきっかけにTBSと系列各局が中心となった「ピンクリボンプロジェクト」キャンペーンが展開された。





そして2009年、


映画「余命1ヶ月の花嫁」


が上映され、大反響を呼んだ。




 
末期の乳ガンに冒されてしまい、わずか24歳でこの世を去った長島千恵さんと、恋人の赤須太郎さんとの、愛に満ちあふれた日々をつづる感動ストーリー。



長島千恵さんの役を榮倉奈々、赤須太郎の役は瑛太がともに懸命に演じた。













映画では、千恵さんが結婚式を挙げ亡くなるまでの余命1か月を夫婦として過ごした軌跡を描く。


死の間際まで取材に応じ、乳ガン撲滅を訴え続けた千恵さんを榮倉奈々が、彼女を支える恋人の赤須太郎さんを瑛太が好演。多くの女性たちに、感動と勇気を与えた千恵さんのメッセージに胸が熱くなる--













病室の中。

太郎が千恵にビデオカメラを向ける。


太郎がさりげなく聞いた。

「毎日、なにしてるの?」

しばらく沈黙の後、千恵きこう答えた。


「生きてる」





眠りから目が覚めた千恵。

太郎に手を伸ばして静かに言った。
 


「生きてる?」







「生きてる」ことが当たり前と思う毎日・・・・

「生きてる」ことがどれほど有り難いことであるか!







そして、主題歌「明日がくるなら」

(JUJU with JAY'ED)



とのタイトルに表されているように、




生きて明日を迎えられることの、なんと素晴らしいことであろうか!


私は、そう思った。






☆~★~☆~★~☆~★~☆~





主人公である長島千恵さんは24歳ながら2007年4月にすでに末期の乳がんに冒されていた。宣告された余命は1ヶ月。しかし「がんと闘う自分の思いを同世代の人たちに伝えたい」と取材に応じてく
れた。








 彼女の最大の夢は「ウエディングドレスを着ること」であった。

千恵さんの夢を叶えるため、彼女の恋人・赤須太郎さんとの模擬結婚式を友人たちが計画し、同年4月5日に籍は入れずに結婚式を挙げる。そして模擬結婚式から1ヵ月後の5月6日に彼女は亡くなった。