2013年3月21日木曜日

Facebook誕生の物語、『ソーシャル・ネットワーク』

フェイスブックを利用している人には、ぜひ観て頂きたい映画があります。



それは、


『ソーシャル・ネットワーク』

(原題: The Social Network)--


2010年のアメリカ映画。SNSサイトのFacebookを創設した
マーク・ザッカーバーグらを描いたドラマ映画です。






Facebookの創始者、ザッカーバーグの生きざまを通して、今や巨大なsnsとなったFacebook誕生の秘話が、明かされていきます。


 ハーバード大学に学ぶザッカーバーグは、仲間と一緒に、「友達の輪」をパソコン、ネット上で広げていこうと、いろいろな作戦を展開。

そのきっかけというのが、ほほ笑ましい。

ボストン大学に通う恋人のエリカと口論になり、

「アンタがモテないのは、オタクだからじゃなくて、性格がサイテーだからよ」

と言われてフラれてしまうんですね。

 怒ったマークはブログに彼女の悪口を書き並べ、さらに腹いせにハーバード大学のコンピュータをハッキングして女子学生の写真を集め、女の子の顔の格付けサイト「Facemash」(フェイスマッシュ)を立ち上げます。このサイトは瞬く間に話題となり、公開から2時間で2万2000アクセスを記録し、大学のサーバーをダウンさせてしまう・・・・


この、「Facemash」から、やがて、「The  Facebook」(当時は、“The”をつけていたんですね)、これが、全米の大学に、瞬く間に広がっていきました。


 学生の知的好奇心から始まった当初は、まだ問題は起きなかったのですが、あまりに大きな存在になったがゆえに、仲間との争いや、利益配分、会社の方向性など、果ては、裁判沙汰まで起きてしまい、ザッカーバーグは、巨大な渦に飲み込まれてしまう・・・・・・(;´Д`)








私は、ラストシーンがとても印象に残りました。

 ザッカーバーグが、別れた彼女、エリカに、「友達申請」をします。

でもエリカからは、なかなか「承認」がかえってきません・・・・


いやはや、なんとも皮肉なことでしょうか。

 「友達の輪」を全世界に広げるFacebookの創始者が、たった一人の「友達」の承認をとることができないなんて!





「皮肉」と書きましたけど、そうですね・・・あんまり悪い印象ではないんですね。

この映画で訴えかけたいこと、それは、もしかしたら、こんなことじゃないでしょうか。



「どんなにテクノロジーが進化し、仮想空間・バーチャルで友達が増えていったとしても、人間というのは、最後は、“本物”の友達、それは“恋人”もしくは、“夫婦”、“兄弟”や“仕事仲間”も含めてですけど、やっぱりそばにそんな人がいてほしいと願うものなんだ」--



有名な話ですが、そもそも「人」という漢字は、「人」と「人」が互いに「支えあっている」象形文字が起源だそうです。


もちろん、フェイスブックやツイッターなどSNSを活用することは、とても便利で、「友達の輪」を一昔に比べたら、ものすごく広げることができるでしょう。




 だから、こうしたツールはどんどん活用すべきですが、それと同時に、私たちの人生にとっては、“本物”の友達、仲間が必要なんじゃないでしょうか☆★