2013年3月31日日曜日

「ターミネーター」が現実になる日

 先日、NHKスペシャルで、


ロボット革命 人間を超えられるか


という番組を観ました。


最新のロボット開発技術について紹介していましたが、かつてはSFやアニメの世界だったロボットが、いよいよ本格的に現実化しようとしています。


特に番組で強調していたのは、


2年前に起きた「福島原発事故」後、「ヒューマノイド」といわれる人型汎用ロボットの開発が急速に加速しつつあるという点です。


人類史史上最悪ともいわれるシビアアクシデントが起きた福島原発では、放射線量が高すぎて、人が入れないがゆえに、事故を深刻化しました。


もしあの時、人型ロボットがいてくれたら、水素爆発も放射能汚染拡大も防げたのではないかと、番組では専門家たちの意見を紹介しています。



「ヒューマノイド」--映画好きの私としては、大変興味のある内容でした。

そうですね・・・「ヒューマノイド」「人型ロボット」が主役の映画はたくさんありますが、

今回は、この作品について書きましょう。



「ターミネーター」シリーズ--




もはやSF近未来作品の金字塔的存在であり、アーノルド・シュワルツネガーを一躍トップスターに押し上げた、人気の高い作品ですよね。



西暦2×××年、反乱を起こした人工知能スカイネットが指揮する機械軍により、人類は絶滅の危機を迎えていた。





だが、抵抗軍指導者であるジョン・コナーの指揮下、反撃に転じた。脅威を感じたスカイネットは、未来から現代へ殺人ロボット「ターミネーター」を送り込み、ジョンの母親サラ・コナーを殺害することでジョンを歴史から抹消しようと目論む・・・・・・・・・







最初の公開が1984年、監督は、私が大好きな、

ジェームズ・キャメロン監督



第1作のあと、ご存じのとおり、サラの息子のジョン・コナーが主役となっていきます。



■ターミネーター2(1991年8月24日公開)■ターミネーター3(2003年7月12日公開) ■ターミネーター4(2009年6月13日公開)






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 全身、精巧な金属でつくられた、人間の骸骨のような、あの「ターミネーター」は、まさしく「人型汎用ロボット」です。

 そして、パート1の有名な最後のシーン、必至で逃げるサラ・コナーを執拗に追い詰めるターミネーターは、やがて下半身がなくなっても、腕一本になっても、あの「赤い眼光」が光っている限り、冷酷無比に、機械的なのがかえって不気味な感じで・・・任務を遂行しようとし続ける-







 最初に映画館で観た当初は、あくまでSF・空想の世界での物語だと思っていましたが、今、改めてみると、どうも近い将来起きるのではないかと疑わせるほど、「ロボット開発」は進んでいるんですね。


また、「スカイネット」と呼ばれる人口知能の存在もリアルです。


「インターネット社会」になって、私たちの生活のあらゆる場面で、もはや「ネットワーク」は不可欠のものとなりました。

IT技術の進歩のスピードは、想像以上の速さです。




人間がつくった「スカイネット」、「ターミネーター」によって、逆に人間が滅ぼされてしまうというストーリー、これはなにも「ターミネーター」だけでなく、多くのロボット小説やロボット映画に共通したテーマですが、私たち現代人は、こうした取り返しのつかない「失敗」だけは起こさないようにしなければなりません。



私にとっての映画「ターミネーター」とは・・・


  決して空想の物語ではない、リアルな現実世界、そして、決してこんな「過ち」を犯してはならない、鋭い「警告」である-


そうとらえています。













映画「ターミネーター」が現実になる日は近い--