2013年4月4日木曜日

あっ、あった!『幸福の黄色いハンカチ』が、たなびいているよ!

 海外の人に、ぜひ観てほしい日本映画があります。



私がおすすめしたいのは、


1977年(昭和52年)10月1日に公開された



『幸福の黄色いハンカチ』

(しあわせのきいろいハンカチ)






『男はつらいよ』シリーズなど、数多くのヒット作を手がけた山田洋次監督


そしてキャストは、日本を代表する俳優陣-



高倉健倍賞千恵子

そして脇役には武田鉄矢、桃井かおりなど--



この不朽の名作は、第1回日本アカデミー賞や第51回キネマ旬報賞、第32回毎日映画コンクールや第20回ブルーリボン賞や第2回報知映画賞など、いろんな映画賞を総なめにしました。







なぜ、外国人に観てもらいたいのか?


それは、この作品の中に、


日本人のきめ細やかな“思いやりの心”があるからです。



また、四季折々の美しい“日本の風景”があるからです。







主人公の勇作(高倉健)は、九州出身の中年男。舞台は北海道。



冒頭、網走刑務所から出所するシーンはあまりにも有名ですよね。


長いムショ暮らしを終えてシャバに出た勇作が、食堂に入り、ビールを注文します。


これから観る方には、ぜひこの場面、注目してほしいです!


高倉健さんの名演技、

「日本一ビールをうまそうに飲み干す」シーン


ですよ☆






物語は、勇作が妻のいる夕張に帰るまでの、旅が描かれていきます。


ふとしたきっかけで出会った青年、花田欽也(武田鉄矢)と、朱美(桃井かおり)との3人での珍道中です。




映画のタイトルとなった「黄色いハンカチ」とは、どんな意味があるのでしょうか。



実は、刑務所にいたとき、勇作は妻の光枝(倍賞千恵子)に一枚の葉書を出していました。


「もし、まだ1人暮らしで俺を待っててくれるなら…黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ、それが目印だ、もしそれが下がってなかったら俺はそのまま引き返して、2度と夕張には現れないから…」






かつて栄えた夕張炭鉱の跡地、坂道を上っていくうちに、炭鉱住宅が並んでいます。


そして・・・・・



このあとは、観てのお楽しみ(笑)




あまりにも感動的なラストシーン、

ここを、欧米人が観たら、どう思われるでしょうか--


ちょっと不思議な感じに包まれるのでは--


そう、この雰囲気、言葉にならない、「情感」がほんのりと心をあっためてくれることでしょう。






















幸福の黄色いハンカチが、きょうもあなたの家にも、高く高く、掲げられていますように☆