ちょうど1年前、ホイットニー・エリザベス・ヒューストン(英: Whitney Elizabeth Houston)が亡くなった。
彼女の歌声をこよなく愛する一人として、ショッキングなニュースだった。
2012年3月22日、ロサンゼルス郡検視局は会見を開き、死因は不慮の溺死であり、遺体からコカインが検出されていることから、入浴中にコカインの影響で心臓発作が起こったため、浴槽に沈んだ可能性が高いという検視結果を発表した-
世界の音楽界の頂点にまで上りつめたアーチストの、なんと、悲しい結末か-
あるときは軽快なテンポで、またあるときは心にズシンと響く、せつないバラードと、たとえ死んでも、ホイットニー・ヒューストンの素晴らしい歌は、私たちの記憶に残り続ける。
1992年、絶頂期の彼女が、あの人気俳優ケビン・コスナーと共演した映画が公開された。
『ボディガード』
(原題:The Bodyguard)
映画館とDVDも含めて、何回観たことだろうか。
何度観ても、飽きを感じさせない、不思議な魅力のあふれる作品だ。
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【あらすじ】
ロナルド・レーガンの警護を担当していた元シークレット・サービスのボディガード、フランク・ファーマーのもとにある日、人気歌手レイチェル・マロンの身辺警護の依頼が来る。
彼女の周囲で最近、不審な出来事が続いており、ついには殺害を予告する脅迫状までが送り付けられてきたため、フランクに白羽の矢が立ったのである。
レイチェルは当初フランクを受け付けず反発するが、身を呈して自分を守ってくれる彼を次第に信頼するようになる。
しかし、暗殺者の魔の手はゆっくりと、そして確実にレイチェルへと伸びていた…。
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この映画の素晴らしい点は、なんといっても現役バリバリの歌手、
ホイットニー・ヒューストンが、
そのままズバリの、超売れっ子人気歌手の役を演じているという点だ。
ドラマの中で、彼女が歌った歌は全部そのまま、世界中で大ヒットした。
■主題歌
「オールウェイズ・ラヴ・ユー」
(英: I Will Always Love You
=いつまでもあなたを愛している)
■作中歌
アイ・ハヴ・ナッシング
(I Have Nothing=私にはなにもない)
ああ、本当に素晴らしい曲だ☆
映画の話に戻そう、
『ボディガード』のもう一つの面白い点は、まさかのどんでん返し、スリルとサスペンスあふれるストーリー、そして何より、
ボディガードと人気歌手という、微妙な立場の上にいながら、互いに惹かれあってしまう、
ラブストーリーだ。
愛のためにできること。それは、命をかけて守ること。
愛のためにできること。それは、命をかけて守ること。
影の世界に生きるボディガード。
華やかな世界に生きるトップスター。
守る男と守られる女が、やがて互いの立場を越えて激しい愛に堕ちてゆく。
そして、執拗な魔の手が迫る時、男は命をかけた戦いを決意した。
せつないほどの愛。
ラストシーンは永遠に忘れられない--