2013年4月8日月曜日

サッチャー元英首相死去-「鉄の女の涙」に涙した


 つい先ほど、ニュースが流れた。




サッチャー元英首相死去



英BBC放送は8日、スポークスマンの話として、サッチャー元首相が死去したと伝えた。

87歳だった。





マーガレット・ヒルダ・サッチャー(Margaret Hilda Thatcher, Baroness Thatcher, LG, OM, PC, FRS、旧姓: ロバーツ(Roberts)、1925年10月13日 - 2013年4月8日)は、イギリスの政治家、貴族。爵位は男爵(女男爵)。



イギリス史上初の、女性保守党党首、英国首相(在任: 1979年 - 1990年)。

1992年からは貴族院議員。

保守的かつ強硬なその性格から鉄の女(Iron Lady)の異名を取った。


認知症のため2013年現在は表舞台には姿を見せていなかった。


 きょう御紹介したい映画は、これしかないだろう。







『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

(原題: The Iron Lady)




メリル・ストリープが元英国首相のマーガレット・サッチャーを演じる伝記映画。

サッチャーの夫のデニス・サッチャー(英語版)をジム・ブロードベント、長年サッチャー内閣を助け、後に副首相となるジェフリー・ハウ(英語版)をアンソニー・ヘッドが演じている。






私はこの映画が公開されるやいなや、まっさきに映画館へ足を運んだ。


大学時代、「法学部政治学科」の4年の時、英国の政治史を学ぶ中で、何度もサッチャーの偉業に感嘆していたからだ。





ともかく、メリル・ストリープの名演技、というか、本物のサッチャーその人だった。

 



サッチャーは鉄の女と恐れられたが、実は彼女は初の女性首相として、




孤独との戦いに死にもの狂いだった。




戦死した兵士とその家族に対して、“同じ母”として涙した。




そして、男たちには到底かなわなかった、




女性ならではの目線で、国民を慈しみ、国民の暮らしをよくするために、後に“サッチャリズム”と呼ばれる奇跡の経済政策を成し遂げたのだ。




★サッチャー語録より-


 「われわれは核兵器の無い世界ではなく、戦争の無い世界を目指すべきです」

 「社会というものはありません。あるのは個人と家庭だけです」

 「言ってほしいことがあれば、男に頼みなさい。やってほしいことがあれば、女に頼みなさい」



心よりご冥福を祈ります-